マット今井氏のセミナーに行ってきました

ごぶさたしております。
かなりさぼっておりました。
まあ、取引自体が極端に少なかったので書くことが
なかっただけと言い訳をしておきます

そんなことはさておき、
今日、くりっく３６５主催の名古屋セミナーに参加してきました。
くりっく３６５に参加している業者のブースが１０もあり、
各社いろいろ配っておりました。開場が開始30分前で、その後休憩もなし。
いったいいつブースに行けばいいのやら．．．
もうちょっと運営を考えた方がいいような気がします。

ちなみに本日はタオル2本、携帯ふき、ボールペン、為替の本をいただきました

さて、セミナーの内容ですが

まず、結論から始まりました。
　・今後も円安は継続。しかしスピードは鈍る。
　　今年の後半から来年にかけては転換局面になることも。

金利相場について
　　現在の局面を金利差を主題に各通貨ごとに話をされました。
　つまり、今は金利差に注目し相場が動いているとのこと。
　各通貨のレートと10年債の利回りのレート差とをグラフに表示し
　相関関係が多くの局面で認められるというものでした。

資源と為替について
　　原油、銅、金、アルミなどの資源がここ数年で高騰している。
　結果、資源国の経済が好調になり通貨高となっている。
　その根拠として豪州の株価指数のグラフや、ドル・カナダドルと
　原油動きにかなり相関関係があるなどを説明した。

各通貨の見通しについて
　①米ドル
　　・ここのところ悪いと思われていたアメリカ経済の指標がよく
　　　ドル金利が上昇。その結果ドル高になっている。
　　・為替相場に影響するのは株価。株価が暴落すれば信用収縮で
　　　巻き戻しが起こり、当然円売りの巻き戻しで円買いとなる。
　　・株価さえ安定すればスピードは遅いかもしれないが１２８円ぐらいまで
　　　いくかもしれない。
　　【短期的には】
　　　・125円付近にはものすごい量の円買いがあり、今の流れではなかなか
　　　　越えにくいと思う。さらなるドル高になる材料が必要。
　　　　ドル高になる材料→利上げ　長期金利が5.25%を越えないとなかなか
　　　　そう言うムードにはならない。
　②ユーロ
　　・9月の0.25%の利上げは織り込み済み。問題は12月。
　　　今井氏の現在の考えは12月に利上げがあってそこから
　　　ピークアウトではないか。
　　　→しかし、ユーロは予想以上に上昇することがあるので
　　　　その先も上昇が続くかもしれない。１８０円なんてことも。
　③ポンド
　　・年内に2回利上げをしてそこで打ち止め。
　　　もう少し上昇の余地あり？
　④スイスフラン
　　・消費者物価が高くないのだが、貿易上ユーロに追随する必要が
　　　スイスにはある。今後、金利を上げる可能性あり。
　　　安易なスイスフラン売り円買いはケガの元になりかねないそうです。
　⑤豪ドル
　　・しばらくは利上げはないので１０５，６円でもみ合い。
　　・インフレリスクが高まり利上げムードになれば再び上昇する。
　⑥ニュージーランドドル
　　・今井氏も買っているのだが8%まであがるとさすがに不安だそうです。
　　年内にもう1回ぐらい利上げの必要があり、さらに上昇する可能性もある。
　　・ただし、ニュージーランドドルの規模は小さいので小売売上、住宅市場の
　　指標結果が悪くなると大幅な下落もありうるそうです。

　最後に円について
　　今のシナリオとしては8月利上げ、年明けに利上げで１％
　　福井総裁は任期終了。
　　ただし、消費者物価指数が上がれば利上げもどんどん行う恐れがある。
　　消費者物価指数に注目していて欲しい。仮に上がらなければもう少し円安も
　　続きやすい。

　　リスクとしては短期的にここ2週間で円安が大幅に進むようなことがあれば
　　7月利上げもあるかもしれない。輸入品の物価が大幅に上がるという理由で
　　利上げの口実となる。

　　円安で海外からクレーム、特にアメリカから何か言われると要注意。
　　ドル円では125円越えで言われる可能性もある。
　　一般投資家はそうでもないが、機関投資家は125円を超えてくるとかなり
　　慎重になると思ってていいそうです。
　
　相変わらず、男前なセミナーでした
　歯切れのいいコメントとその根拠をしっかり見せる。
　わかりやすくていいセミナーでした。
　今年に入って3回目のマット今井。そろそろ他の人のセミナーも聞きたくなってきた。
　というのは贅沢な悩みなんですよね．．．

コメント 4

おはようございます。

セミナー報告ありがとうございます。

通貨によって違いはあるものの大筋、金利相場の展開（円が弱い）は変化ないようですね。
ＮＺ円は８％ですか。。これでは『５％を越えると注意！』が持論のマットさんでも要警戒となりますよね。

＞いったいいつブースに行けばいいのやら．．．
＞もうちょっと運営を考えた方がいいような気がします。

同感です。私も２月にそう思いました。
私の場合は少しセミナー開始前に時間があったのでそこで、
ブースを回って資料とか粗品とかもらいました。（＾＾；；

＞今年に入って3回目のマット今井。そろそろ他の人のセミナーも聞きたくなってきた。
＞というのは贅沢な悩みなんですよね．．．

マットさんはあっちこっちでセミナーしてますからね。。
まさに『石を投げると必ず当たる』的な状態。

ファンダ系の話であれば、
ＷＥＢセミナーならひまわり証券さんが今月からＧＣＩキャピタルの山岡（ダックビル）さん、村田さんが月１回くらいセミナーされるようです。
どちらも円安派ですけどね。。
円高派の話がご希望であればＭ＆Ｍの吉田さんでしょうか。
by トルネード (2007-06-24 09:32) 

おはようございます！

これまでと今回の今井さんの話と現在の為替相場の
状況を照らし合わせて、胃論を挟む余地なしですね。
というか、こちらに胃論を唱えるような
知識などないのですけど（＾。＾；）。

こちらは逆で、吉田さんのセミナーばっかりで、
意外と今井さんのセミナーは未体験です。
また名古屋でセミナーやるかなぁ？
by teln (2007-06-24 10:03) 

こんばんは、トルネードさん。
遅くなりました。

＞私の場合は少しセミナー開始前に時間があったのでそこで、
＞ブースを回って資料とか粗品とかもらいました。（＾＾；；

　入り口近くの会社はいいけど、端の方の会社はちょっと
かわいそうでした。なかなか人が来なかったりしてました。

＞円高派の話がご希望であればＭ＆Ｍの吉田さんでしょうか。

　あとは塾長ですな。名古屋来ないかな．．．
by mezzanin (2007-06-24 23:48) 

こんばんは、telnさん。
こちらもすっかり遅れまして．．．

＞これまでと今回の今井さんの話と現在の為替相場の
＞状況を照らし合わせて、異論を挟む余地なしですね。

　まあ、そういうことですね。でも今回は円安一色ではなく
円高のリスクについてもこれまでより多めに話していた
気がします。円が売られすぎていることには変わりはなく
急落はいつでも起こりうると言うことですからね。
ただ、その兆候は必ずあると言ってました。

＞また名古屋でセミナーやるかなぁ？

　最近、外コムが名古屋ではやらないですね。
大阪では頻繁にあるのにね。また見つけたらコメントにでも
書き込みます。
by mezzanin (2007-06-24 23:51)